食品向けフレコンバッグで異物発生を少なくしたい時の方法とは?
食品原料を取り扱いされているお客様から、1ウェイフレコンバッグの異物混入 (コンタミネーション) をなくせないか?というご相談を受けることがあります。
1ウェイフレコンバッグは製造する過程で、ポリプロピレン原料の糸を編み上げ、その後にミシンで縫製加工して製造するため、どうしても異物をゼロにすることができない商品となりますが、異物を出難くする方法はございます。
今回はそんなお問い合わせに対応した事例についてご紹介します。
お客様のお困り事
フレコンバッグを使用中、本体や排出口の蓋部分のパーツの端っこ部分がほつれ、
糸の切れ端が出てくることがある。
それが異物として工場に落ちてしまって困っている。
これで解決!
通常、パーツの端っこ部分は糸がほつれてこないように、ヒートカット(熱で溶かす)しておりますが、それでも使用状況によっては糸がほつれてくることがあります。
そこで、在庫品では対応できないため、特注製造にて本体の加工の仕方を変更。
パーツをヒートカットするのではなく、端っこの部分を折り返して巻き込むように縫製することで、糸くずが落ちる可能性を減らすことができました。
ヒートカットされている部分をこの巻き込み型に変えることで、糸くずの発生率が下がり、お客様にも喜ばれました。
同様の異物混入でお困りの方は、ぜひふくろ屋ふくながにご相談ください。