フォークリフトを使ったフレコンバッグの積み方や注意点は?積載方法を変えるだけで安全・効率的に

フレコンバッグ

大型でフォークリフトで吊り上げての輸送に便利なフレコンバッグ (大型土のう袋)。

保管する際のフレコンバッグの積み方には安全に使うための注意点があることはご存じでしょうか?

本記事では、フレコンバッグ(大型土のう袋)を安全かつ効率的に積載する方法について詳しく解説します。

フレコンバッグの段積み保管で注意すること

【危険度 高】3段以上の段積みはしない

限られた保管スペースを有効活用するために、フレコンバッグを積み重ねる「段積み保管」をしたい気持ちは分かりますが、フレコンバッグは柔軟な素材でできているため

  • 内容物によっては膨らんだり傾いたりする
  • 積み上げるほど不安定性が増し、落下リスクが高まる

などの危険性があります。

 

内容物を入れたフレコンは数百キロ〜1トン超の重量になるため、それがもし作業員の上に落下してしまうと、命に関わる事故に繋がります。

※実際、段積みしたフレコンバッグの下敷きになる労働災害が報告されています。

多段積みは事故の原因にも

 

安全なフレコンバッグの段積み方法

フレコンバッグを安全に保管・管理するために、以下のポイントを必ず守りましょう。

基本の安全対策5つ

  1. 段積みは2段まで
    2段までであれば 安全性を確保できますが、それ以上は落下リスクが高まります。
  2. ネステナー(金属製の枠)を活用する
    フレコンバッグの位置を固定し、安定性が向上します。
  3. 視界の悪い環境での作業を避ける
    夜間や薄暗い場所での段積み作業は、フレコンが安定しているかなどの状態確認が
    難しいため、非常に危険です。
  4. 積み卸し作業はできるだけ低い位置で行う
    高所での作業は落下時の被害を大きくします。可能な限り地面に近い場所で作業しましょう。
  5. 作業前の点検を徹底する
    フレコンバッグの破れ、吊り具の損傷など荷崩れの原因となる箇所は注意深く点検することで事故を未然に防ぐことができます。

さらに安全に積みたい時は?

形状保持タイプのフレコンバッグを使用する

通常の丸型フレコンは形状と膨らみ方が段積み保管にはあまり向いていません。

形状を保持しやすいCUBEフレコンバッグなどを使用した方が、膨らみや傾きを防ぎ、段積み時の安定性が大幅に向上します。

形状保持タイプのフレコンバッグはこちら

まとめ

フレコンバッグの段積み保管は、限られたスペースを有効活用できる一方で、誤った積み方をすると重大な事故に繋がるリスクがあります。

安全確保のためには

  1. 2段までの段積み
  2. ネステナーの活用
  3. 良好な視界での作業
  4. 低い位置での積み卸し
  5. 作業前の点検の徹底

以上を徹底して作業しましょう。

 

また、CUBEフレコンバッグなどの形状保持に優れたフレコンバッグを使用することも推奨しております。

適切な知識と対策を守って安全な作業環境を作りましょう。