トン袋・トンバックの使い方は?”運ぶ”から”保管する”まで色々なことに使えます
「『トン袋』や『トンバック』という名前はよく聞くけれど、どんな使い方があるんだろう」
「重いものを入れる以外にトンバックの使い方はあるのだろうか」
このような疑問をお持ちの方が最近増えています。
そこで、トン袋やトンバックの使い方について実例を交えてご紹介いたします。
トン袋・トンバックの使い方事例① 拠点間で原料を運ぶ
まず初めに…トン袋やトンバックとは、実は正式には「フレコンバッグ」といいます。フレコンバッグ自体は容量200Lの小型サイズから容量2,000Lの大型までさまざまな種類がありますが、中でも一番よく使われるのが「1トン対応のフレコンバッグ」なのでトン袋・トンバックという愛称が広まったと言われています。
人気のある使い方のうちの一つは、「ものを入れて運ぶ」用途です。
トン袋は紙袋やドラム缶とは異なり、大きなサイズがありますので一度に大量に運んで、作業の手間を大きく削減できるというメリットがあります。
電気設備製造業 K社様の事例
「製品の製造工程で金属を吹き付けるときに粉じんが出てくるので、リサイクルのためにドラム缶に入れて運搬していました。ドラム缶だとひっくり返さないと排出できないので、作業を効率化したいと考えていました。
排出口付きのフレコンバッグ650KHR-Cに変えたところ、運搬時に粉が漏れず、排出も簡単になりました」
紙袋からトン袋に変えられた方の事例
「石灰を充填して運搬する際、通常の袋だと空気に触れて固まってしてしまうので紙袋を使用していました。
運搬の手間を削減するため内袋セット済みのフレコンバッグに変えたところ、空気や湿気に触れるのを抑えられる上、紙袋よりも一度に大量に運べるようになったので、重宝しています。手で運ぶ作業も削減でき、工場内輸送を効率化できました。」
トン袋・トンバックの使い方事例② 製品や原料を保管する
トン袋・トンバックは一時的な輸送・運搬に使うだけでなく、倉庫などでの保管に使うこともできます。
直射日光には弱いため、屋外や長期間の保管の際には専用のカバーをかけていただくか、耐候性に優れた黒色のバッグを使っていただくことになります。
土石製造業・K社様の事例
「処理前の土石・土壌を屋外保管しています。以前使っていたものより多く入る上、耐候性フレコンに入れて置いておくだけで何もしなくて良いので、作業効率が上がりました。1~3年ほど保管していますが、出荷するときに吊り上げても問題ありませんでした。」
金属製品製造業・O社様
「ヤードで出た端材を一括廃棄するため、フレコンに入れて保管しています。3ヶ月ほど置いておくとベルトが切れて大変…ですが廃材なのでコストもそこまで掛けられない。そこでUVスーパーカバーをかぶせてみることにしました。
ベルトが切れなくなった上、防水なので雨濡れでのダスト引きも防げて、スクラップ業者に以前より高く買い取ってもらえるようになりました。」
トン袋・トンバックの使い方事例③ 出荷用の袋として使う
製品・原料を出荷する際、ドラム缶や通い袋を使っている方も多いですが、「戻ってくるまでに時間が掛かる」「往復送料がかかってしまう」といったお悩みの声が多く、最近では使い捨てできて返却の必要が無いトン袋・トンバックを代わりに使われる事例が増えています。
トン袋はドラム缶やランニングフレコンに比べ一枚当たりの価格が安く、返却が必要ない分送料も抑えられるので、コストはもちろん返却受け入れ作業等も削減できます。
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トン袋・トンバックは、用途に合った種類のものを選べば現場の作業効率アップに大きく貢献できます。
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